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「冷たくて美味しいわね」


「かなり冷やしてたからな」


「喉越しがいいわ。あたし、アイスコーヒー好きなの」


「そう?俺もそうなんだけど」


「和義って、コーヒー、ブラックで飲むの?」


「ああ。砂糖とかミルクは一切入れないからね」


「あたしもそうよ。甘いものは好きなんだけど、基本的にコーヒーはブラック」


 里夏がそう言って笑う。


 俺も朝一のコーヒーを楽しみながら、日曜の朝を満喫していた。


 コーヒーを飲み終わると、俺は自分が使ったグラスをスポンジに洗剤を塗って洗い始める。


 前日性交していて、まだ疲れが幾分残っていたのだが、俺は洗面所で洗顔して髭も綺麗に剃ってしまった。