そう考えれば、納得できる部分が多々ある。
将平はいつも、あたしのほしい言葉をくれる。
将平はいつもあたしの感情を読み取って言葉や行動にしてくれていたんだ。
17年間ずっと一緒にいたのに、そんなことも知らなかった……。
「将平も……?」
そう聞くと、将平は笑った。
――恥ずかしい!!
感情が伝わることがこんなに恥ずかしいことだなんて思わなかった!!
もう将平と手繋げないよ!
でも、それはムリ。
将平はただでさえ口数が少ないから、やっぱり手を繋がなきゃコミュニケーションしにくい。
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