絶対読むな

「お母さん・・・・?」




あまりの変貌ぶりに本当にあの母なのかと疑わしかった。なので反射的に尋ねてしまったのだ。




しかしそんなことをしている場合じゃないと、落とした包丁に手を伸ばす。





ドン!! ザクッ!!




母が刺さった裁ちバサミの柄をかかとで力の限り踏みつけた。





ハサミの刃はたたみ深くに突き刺さり、右手はたたみに固定されてしまう。









それだけでは終わらなかった。





母はむんずとあたしの髪を鷲掴み、横の鏡台に後頭部を思い切り叩き付けたのだ。