絶対読むな

一応、ここまで育ててくれた恩もあるし、楽に殺してあげようと思う。






母の部屋の引き戸を勢いよく開けると、母はおびえたように身を振るわせ、こちらを見上げていた。




座イスに座りながら、針仕事をしていたみたい。





愛想良く声を掛ける。







「お母さ~ん。ちょっとこっち来て♪」





ちょいちょいと手招きをした。






顔はもちろん笑顔で。