翔は静かに決意をしていた。 ――絶対、いつか彼女に思いを伝えると。 そして、その時は彼女の抱えているものを取り除いてやりたいと。 「待ってろよ。」 翔は空を見上げながら、もう一度立ち上がる。 外から浴びる太陽がキラキラと輝いていた。