――決めていたんだ。 もし、この試合で勝つことができたのなら、 君に告白するって…。 ―――――――――… ――――――――… ―――――――… 「「「お願いします!!!!」」」 熱く、野太い声がフィールドを震わせる。 同時に、試合開始の合図がなり、サッカー部員は一斉にフィールドにバラける。 たくさんの人がいるけど、私の目はたった1人の人を捕らえていた。 それは言うまでもない、翔。