「何やってるの??」 その声に導かれるように。 私は顔を見上げる。 その先には、二カって爽やかな笑顔を漏らした翔がいた。 『別になにもやってないから!!』 そう言いながら、ソッとバレないように、キャンパスを背中へと移動させる。 私の、太陽。 翔を描いていたなんて… 本人目の前で、言えるわけがない。 『…翔は何をしにきたの??』 話題を何気なく逸らす。 そんな私に翔は違和感を感じることはなかったみたいで、ニコッと微笑んだ。