結局、私は弱いのかもしれない。 また、傷つくのが怖くて。 また、あのようなことが繰り返されたくなくて。 私は、自分から壁を作っていた。 ―――――――――… ――――――――… ―――――――… 幼い私は、人生最悪の時間を迎えようとしていた。 『…一体、なんのつもり??』 私を取り囲んでいるのは、先生を覗くクラス全員。 場所は、屋上。 ――誰にも、助けを求められない場所。