私は事業を立てようとした。 友人からうまい話があると誘われたんだ。 …楽にお金が稼げるなんて、どこにも存在はしないんだ。 今ならそう思える。 だけど、そのときは妻になんとしてでも楽をしてもらいたかったんだ。 ―――まだ、惚れてたんだな… て思うよ。 妻は事業に反対した。いつになく、本気の目だった。