愛海は話を聞く気もない由宇にため息をつき、遠い目をして思った。 アタシよく由宇と友達やってるな~。 全然タイプ違うのに。 アタシは常識人だから。 自分もかなり常識はずれだ。 『そして、その情報は一体どこから…』 「学校に名簿があるじゃない」 『普通は生徒に公開されないだろ』 「そこにデータがあるのなら、私に入手できない情報は存在しないわ」 改めて由宇の恐ろしさを実感した愛海であった。