食べ終わり、会計を済まし、手をギュッと繋ぎ駅まで歩く。 「涼くんはあたしのどこが好きなの?」 突然のその言葉 こんな台詞、一度も聞いた事がない。 「全部だよ」 「全部?」 「そう、全部」 声も仕草も表情も 全部全部好き 「り、涼くん…///」 おおざっぱにだけど、そう云うとポッと赤くなった。 「可愛いよ」 頬に手を当て、見つめると更に赤くなる。