――杏樹Side――
学園で多少暴れた火曜日から2日後……。
木曜日……放課後。
と言っても、ほとんど夜に近い時間帯。
ある人を、誰もいない生徒会室へ呼び出した。
先に来て、窓辺に行き外を眺める。
あたしが来てから、10分くらい経った時――……。
「杏樹」
学園内で唯一名前を呼んでくれる会長が、現れた。
「はい」
ゆっくりと、外を見ていた目を、会長の方へ向ける。
「話ってなんだ」
仏頂面の中に、ほんの少しだけ、優しさが含まれている表情。
呼び出した理由を尋ねられた。
胸が痛くなる。
今から言うことは、会長を絶対に傷つける。
あんなに……ボロボロだったあたしを大切にしてくれたのに。
学園で多少暴れた火曜日から2日後……。
木曜日……放課後。
と言っても、ほとんど夜に近い時間帯。
ある人を、誰もいない生徒会室へ呼び出した。
先に来て、窓辺に行き外を眺める。
あたしが来てから、10分くらい経った時――……。
「杏樹」
学園内で唯一名前を呼んでくれる会長が、現れた。
「はい」
ゆっくりと、外を見ていた目を、会長の方へ向ける。
「話ってなんだ」
仏頂面の中に、ほんの少しだけ、優しさが含まれている表情。
呼び出した理由を尋ねられた。
胸が痛くなる。
今から言うことは、会長を絶対に傷つける。
あんなに……ボロボロだったあたしを大切にしてくれたのに。


