病棟にある休憩室に入る。
誰もいなくて、自販機で缶コーヒーを買い、椅子に座った。
「なんで、ヤツに取られるんだよ」
買ったけど、どうしても飲む気にはなれない。
マジで、さっきのことが脳裏に焼き付いてる。
今日から……眠れなくなりそうだ。
あれだけ親密そうにしてるんだから、キスの先をしててもおかしくない。
杏が、ヤツに抱かれるところを想像すると……心臓が止まる。
悔しくて、悲しくて……耐えられない。
思えば、約2年前。
芸能界の事件に巻き込まれた時。
妖弧に記憶と心を操られ……杏と別れさせられた。
あの時は、杏のことを忘れて、妖弧を彼女だと思いこんだ。
疑うこともなく、飽きることなくて毎晩のように肌を重ねてた。
あとから知ったことだが、すべて妖弧から俺とのことは聞かされていたらしい。
どれだけ泣かせたんだろう。
バイトの仕事でさえ、モデル達からイジメられ泣きながらやってた。
アイツをどれだけ苦しめて、ギリギリまで追いつめたんだろう。
依頼の仕事が終わると同時に、ぶっ倒れた。
誰もいなくて、自販機で缶コーヒーを買い、椅子に座った。
「なんで、ヤツに取られるんだよ」
買ったけど、どうしても飲む気にはなれない。
マジで、さっきのことが脳裏に焼き付いてる。
今日から……眠れなくなりそうだ。
あれだけ親密そうにしてるんだから、キスの先をしててもおかしくない。
杏が、ヤツに抱かれるところを想像すると……心臓が止まる。
悔しくて、悲しくて……耐えられない。
思えば、約2年前。
芸能界の事件に巻き込まれた時。
妖弧に記憶と心を操られ……杏と別れさせられた。
あの時は、杏のことを忘れて、妖弧を彼女だと思いこんだ。
疑うこともなく、飽きることなくて毎晩のように肌を重ねてた。
あとから知ったことだが、すべて妖弧から俺とのことは聞かされていたらしい。
どれだけ泣かせたんだろう。
バイトの仕事でさえ、モデル達からイジメられ泣きながらやってた。
アイツをどれだけ苦しめて、ギリギリまで追いつめたんだろう。
依頼の仕事が終わると同時に、ぶっ倒れた。


