ベッドの隣に立つ会長が、杏を抱き寄せて……上から口を塞ぐようにキスしてる。
病室には俺達以外に、誰もいなかった。
入口のドアを開けたところで、2人を見たまま固まってしまう。
俺がいることに全く気がついてない。
コイツら……出来てんのか?
出来てんだから……キスしてるんだよな。
この2年間。
ずっと……杏だけを見てきた。
アイツが簡単に男と遊んだり、体を許すようなマネをしないことくらい……充分承知だ。
「……っやぁ……かいちょ……」
会長が離れようとすると、ギュッと制服を握りしめて抱き着く。
「キス魔」
「ゔ〜〜……まだ……」
甘えてねだる杏に、また口を塞ぐヤツ。
完全に2人だけの世界。
静かに……病室を出た。
病室には俺達以外に、誰もいなかった。
入口のドアを開けたところで、2人を見たまま固まってしまう。
俺がいることに全く気がついてない。
コイツら……出来てんのか?
出来てんだから……キスしてるんだよな。
この2年間。
ずっと……杏だけを見てきた。
アイツが簡単に男と遊んだり、体を許すようなマネをしないことくらい……充分承知だ。
「……っやぁ……かいちょ……」
会長が離れようとすると、ギュッと制服を握りしめて抱き着く。
「キス魔」
「ゔ〜〜……まだ……」
甘えてねだる杏に、また口を塞ぐヤツ。
完全に2人だけの世界。
静かに……病室を出た。


