一番大切なあなたを守りたくて決めたことだったけど…
それはかえってあなたを傷付けていた。



忘れたあたしはとても身勝手で、もう…想うことすら許されないのかもしれない。



だってどれだけあなたに謝ったって足りないくらい傷付けた。



あんなに哀しい目、哀しい背中をしたあなたを初めて見たわ。



あたしの頭を撫でた手は、少しだけ震えていたし



あたしに伝わってきたあなたの感情は、優しさの中にどこか絶望も秘めていた。














…ごめんね。あたしだけが勝手に忘れて。

















「蒼刃…。」