アクアマリンの秘密

僕めがけて一直線に飛んでくる光の球。


「シールド!!」


僕はシールドで跳ね返す。
激しい震動が全身に伝わる。

…この人…強い。



「お前のシールドが私の魔法にいつまで耐えきれるか…さぞかし見物だね。」

「あなたは決して母上ではありませんが…。
母上の姿で攻撃魔法を使われることには我慢なりません。」

「ならば私に剣を向けろ。
私を殺せ。
殺せるのならば…な。」



殺すという言葉が果たして適切なのかは分からない。
そもそも母上も父上も死んだはずで、こうして目の前に『人間』であるかのように存在していることさえ、本来は有り得ないことだ。








「あなたは…『何』なのですか?」

「その答えが知りたいのならば、私を斬るしか方法はない。
私を斬るか、私に斬られるか。
お前の未来にはその二つしかない。」