10年前という遠過ぎる記憶。
でも、今でもしっかりと思い出せる。
5歳の時のボクが一番嬉しかったことは紛れもなく…。
「君は…あの時お腹にいた子だね…。
ボクの弟…。」
目の前の男の子の目から涙が一筋零れ落ちた。
そして交わった剣にぐっと力を込めてくる。
「どうしてお兄ちゃんだけ生き残ったんだよっ!!」
「…どうして…なんだろうね…。」
「どうしてぼくたちと一緒に死んでくれなかったの!?」
「…それはボクにも分からないんだ。」
「じゃあ今…ぼくと一緒に死のうよ。
ぼくと一緒に死んで、みんなで暮らそう?」
その目はあまりにも必死すぎた。
だけど…
「ごめんね。
それは出来ない。」
でも、今でもしっかりと思い出せる。
5歳の時のボクが一番嬉しかったことは紛れもなく…。
「君は…あの時お腹にいた子だね…。
ボクの弟…。」
目の前の男の子の目から涙が一筋零れ落ちた。
そして交わった剣にぐっと力を込めてくる。
「どうしてお兄ちゃんだけ生き残ったんだよっ!!」
「…どうして…なんだろうね…。」
「どうしてぼくたちと一緒に死んでくれなかったの!?」
「…それはボクにも分からないんだ。」
「じゃあ今…ぼくと一緒に死のうよ。
ぼくと一緒に死んで、みんなで暮らそう?」
その目はあまりにも必死すぎた。
だけど…
「ごめんね。
それは出来ない。」



