アクアマリンの秘密

滅ぼしたはずの国への偵察に一人で向かった帰り。
偶然、廊下でフェイに出くわしたことがあった。

お互いに関心を持つはずのない俺たちは、基本的に会話などしない。
それなのに…





「ジャニア。」







不意に名前を呼ばれる。
その声はやはり華央のものであった。






「なんだ?フェイ。」







本当は『華央』と呼びたかった。
だが、今の俺の姿では呼べない。
もちろんお前だって華央ではない。