『華央』と口にしそうになるのをぐっと堪えた。
…ジャニアの中に月叉の記憶があるということを悟られてはならないと直感的に思っていたからだ。
「仲間?」
「そうだ。
第二のビシアス、フェイ。」
そう紹介されたにも関わらず、無表情で遠くを見つめるフェイ。
その眼差しを見て分かる。
『フェイには華央の記憶がない。』
だから俺を見ても何の反応を示さない。
華央だったら、俺の髪と目の色が変わっていたとしたって気付くはずだ。
纏う気配で。
「セリユ、フェイを部屋へと案内しろ。」
「はい。」
「ジャニア。」
「なんだ?」
「話がある。」
イアルに呼び出されたのは、これが初めてのことだった。
…ジャニアの中に月叉の記憶があるということを悟られてはならないと直感的に思っていたからだ。
「仲間?」
「そうだ。
第二のビシアス、フェイ。」
そう紹介されたにも関わらず、無表情で遠くを見つめるフェイ。
その眼差しを見て分かる。
『フェイには華央の記憶がない。』
だから俺を見ても何の反応を示さない。
華央だったら、俺の髪と目の色が変わっていたとしたって気付くはずだ。
纏う気配で。
「セリユ、フェイを部屋へと案内しろ。」
「はい。」
「ジャニア。」
「なんだ?」
「話がある。」
イアルに呼び出されたのは、これが初めてのことだった。



