「いろいろ…悪かったな。」

「…いいよ。そんなことはどうでも。
あー…でもせっかくだから蒼刃にも手伝ってもらおうかな。」

「え?」

「皿洗いとかあるしね。
リクエストはキッチンで聞くよ。
星来と桃依はゆっくり休んでていいから。」

「蒼刃…大丈夫?」

「ああ。
お前は座ってろ。」




『皿洗い』なんて口実だ。
そんなもん、俺にさせる気なんてさらさらない。
きっと緑志は…。





「復帰祝いに、蒼刃の食べたいものを作るよ。なにがいい?」









「「ハンバーグ。」」