アクアマリンの秘密

「蒼刃は守られたくないかもしれないけど…あたしは守りたい!!
蒼刃の過去も未来も…今も全部。
今まであたしを守ってくれたみたいに…ちゃんと守りたい。
一人で…そんな顔しててほしくない…。

いつもみたいにちょっと口が悪くて、自信満々で…ぶっきらぼうだけど本当は優しい…
そんな蒼刃があたしもみんなも好きだよ。…大好きだよ。

だから守りたいの。
みんなのことも大好きだから守りたい。
あたしが出来ることなら何でもしたい。

蒼刃が今、辛くて立ち上がれないなら…立ち上がれるようになるまでずっとそばにいる。
絶対…幻滅したりしないよ。
どんなに弱音を吐いたっていい。
だって…今まであたしだって蒼刃に弱音、いっぱい吐いたもん。
蒼刃の前でいっぱい泣いたし…その度に蒼刃はいつも…慰めてくれた。
あたしが泣き止むまで…ずっとそばにいてくれた。
だからね…あたしも同じように返したい。
あたしが今、こうして笑っていられるのは…蒼刃がいてくれたからだよ。
生きていられるのは、蒼刃がいたから。
一番最初にジャニアに襲われた時も、蒼刃が止めに入ってくれなかったら、あたしは今、死んでたかもしれない。
あたしが泣いた時、ああして慰めてくれなかったら…あたしは笑顔を忘れてしまっていたかもしれない。もう二度と笑えなくなってたかもしれない。

蒼刃は知らないだけなの。
どうしてあたしが…前に進めるのか…知ってる?
それはね…蒼刃がいてくれるからだよ。
あたしが無茶しても、絶対守ってくれるって信じてるから。
蒼刃なら…あたしの無茶を『バーカ』って言葉一つで許してくれるって知ってるから。
だからあたしは…進める。目の前にどんな敵がいても。
蒼刃がいてくれるから…あたしは前に進めるの。」