アクアマリンの秘密

「わ…すれたいんですか…?華央さんのこと…。」

「…立ち止まってしまいたくなる。
俺は…お前を守ると決めた。
もう…弱くなってはならない。
お前も見ただろう?フェイを斬れない、弱い俺の姿を。」

「だってあれは…本当に華央さんでしたし!!」

「それでもあの段階では倒すべき『敵』だ。
それも斬れず、挙句お前の力を使わせた。お前が倒れてしまうほど、限界値まで。
それは全て、俺の弱さが招いたもの。
…すまないな、星来。」

「そっ…そんなことはどうだっていいです!!あたしは全然気にしてませんっ!!
あたしの魔力なんて寝れば回復するし、あたしなんかのことより、あの場じゃ紫紀さんの方が…。」

「…もう甘えたくない。
甘えは…許されない。」

「…甘え?」

「そうだ。
…生前、華央は言っていた。
ずっと欲しいものがあると。
華央の欲しいものは3つあるとな。」

「3つ…。」

「同性の友達、そして自分の全てを受け止めてくれる大切な人、そして…。」



3つ目こそ、俺が叶えてやらなくてはならない望みだったのに…。




「最強ではない自分。」