「…私があなたたちの役に立つために出来ることはあと一つだけ…。」
「あと一つ…?」
「ええ。
私の体にはめ込まれた『共鳴石』を渡すこと。」
「でも…それを取り出すってことは…。」
あたしはその先を言うのを躊躇った。
だって…共鳴石を取り出すには…
斬らなくちゃならない。
共鳴石のある部分を。
そしたら華央さんは…。
「共鳴石がなくては、紫紀の力は今以上に強くなることがないわ。
時間を止める力は…今後絶対に必要よ。
今の紫紀が止められる時間じゃ足りないわ。
それに…。」
「?」
「…『時』を戻さなくてはならない時が来るかもしれない。」
「え?」
「全てを知るためには…いつか。
だから紫紀には共鳴石が必要よ。
これから仲間を守るために…先に進むために…そして…世界を救うために。」
紫紀さんの目をじっと見つめながらそういう華央さん。
その目に何の迷いも躊躇いも無かった。
「あと一つ…?」
「ええ。
私の体にはめ込まれた『共鳴石』を渡すこと。」
「でも…それを取り出すってことは…。」
あたしはその先を言うのを躊躇った。
だって…共鳴石を取り出すには…
斬らなくちゃならない。
共鳴石のある部分を。
そしたら華央さんは…。
「共鳴石がなくては、紫紀の力は今以上に強くなることがないわ。
時間を止める力は…今後絶対に必要よ。
今の紫紀が止められる時間じゃ足りないわ。
それに…。」
「?」
「…『時』を戻さなくてはならない時が来るかもしれない。」
「え?」
「全てを知るためには…いつか。
だから紫紀には共鳴石が必要よ。
これから仲間を守るために…先に進むために…そして…世界を救うために。」
紫紀さんの目をじっと見つめながらそういう華央さん。
その目に何の迷いも躊躇いも無かった。



