彼は年下の男の子




曲が始まった。


でも 聞けない!!
聞きたくない恭介の声なんて


あたしたちは途中で抜け出した。



「いいの?会って帰らなくて・・・」


「私がいない方がいいでしょ!
あの子可愛いし・・・いいんじゃない!?」


「そんな事ないよ
恭介はあんたしかいないと思うよ」


「じゃあ 
なんで彼女が居るからって言わないのかな?」


「それは・・・」


「ほら! だからもういいの!!
直美は 体育館へ戻って!
ヨッシー見なくていいの?」


「はぁ?今更?
それに あんたをほっとけないでしょ!」






そういいながら学校を後にした