「康太をお風呂に入れるから
ここで待って」


「お風呂なら オレが入れるよ」


「えっ?」


「えっ?って?」


「大丈夫?」


「なぁ~ 康太
パパとママどっちと お風呂入りたい?」


康太の指差したのは
恭介だった。


「だよなぁ~ お前はよく分かってる!
いい子だ」


何よ ヨシヨシしちゃって。


少し 拗ねるが
お風呂場から 聞こえる
恭介と康太の 笑い声に
幸せを感じたのだった。