「まさかオレの子か?
なぁ!美咲?
康太は オレの子供?」
「そっくりじゃないか!!
やることなすこと」
新が 笑いながら 言った。
「どうして オレに 言わなかったの?」
「言えないよ 別れた後だったし
子供を理由に 恭介を縛りたくなかったし
本当は おろすつもりだった
もしあの日 直美が一緒に病院へ 行ってたら
この世に 康太は居なかったかもしれない
一人で行ったから 病院に 入れなかった」
「何も知らなくてごめん」
「いいんだよ
だからあたしとやり直すとか
考えない方がいいよ
縛りたくないから
ふつうの恋愛とか 出来ないよ」



