彼は年下の男の子



観覧車は私たちを乗せ動き出した 。


「オレさ
美咲に謝らないといけないんだ」


「なに?」


「ずっと冷たい態度を取ってただろう・・・」


「いつのことかな?」


分かってたけど 分からないふり。


「オレたちが 別れる前」


「いいよ 昔の事だから
もう忘れた!」


と いいながら 康太に


「高いところまで上がったね
下見て!怖いねぇ~!」


話を反らす。