彼は年下の男の子




同窓会から 数日後


直美からTELが 掛かってきた。


「ちょっと聞きたいことが あるんだけど・・・
あんた子供産んでない?」


「なんで?」


「色々考えたら思い当たるんだよね
この前恭介の家に 行ったでしょう
子供連れて・・・」


「だから姉の子だって!
もしかして恭介が言ったの?」


「うん!姉の子供を連れてきたって!
恭介はそれだけだったけど
変でしょう?姉の子を連れてなんて・・・
親友のあたしにも 嘘言うの!!」


「嘘じゃないよ!姉の子よ!」


「あたしにまで 嘘つくのね!
あんたお姉さんなんていないでしょ!」