彼は年下の男の子




「送ってもらって ありがとね」


「うん 
またいつでも来いよ」


「うん 
康太 おじちゃんにお礼を言いなさい」


「おい!!待て待て!
おじちゃんて・・・
お兄ちゃんだよ 康太またな」


康太の頭をクシャクシャとする。



「バイバイ」


康太が 恭介に手を振った。



そして 二人は
握手をした。



もう会うことはない。


康太 


お父さんの手だよ。


しっかり 覚えててね。