「えーん」 康太が 起きた。 めずらしく 泣きながら起きた。 泣いて起きるなんて・・・。 まるで 今の私の心のようだ。 一歳半 だから片言しか 言わないが 「・・・ママ」 と 私を探てる。 静かにさせないと 恭介が 降りて来ちゃう。 見られたくないよ。 慌てて 寝ている今へ 急いで行った。