彼は年下の男の子




「だって練習しておかないと
私も今年 おばあちゃんになるんだから」


お祖母ちゃん?
雅也?恭介?


「え?」


「雅也がね
大きな声では言えないんだけど
できちゃった婚しちゃってね・・・」


「そーなんだ 結婚したんだ」


「そうそう お嫁さんもらったのよ
美咲ちゃんは?」


「私は まだ誰もいないんです
ずっと独身かもしれませんよアハハ 
恭介は?」


「恭介は 去年卒業してすぐ働いて
彼女はいたり いなかったり」


「何?それ!」


「私もわからないのよ 
まだ彼女だよ!!って言う人は
紹介されてないんだけどね
それより
ねぇねぇ この子 2時間くらいなら
私に預けてよ」


「う・・・・ん」


いつの間にか康太は
お母さんと手を繋いでる。


やっぱり血かな?