彼は年下の男の子



「雅也さんがいるじゃん
雅也さんが やり直そうって
言ってたんでしょ!
恭介の望み通りに戻ったら?」


「雅也とはもう終わってるの!!
何も感情も 湧かないんだから」


「あんたは そうでも雅也さんはどうかな?」


「もう あの兄弟に関わりたくないの!!
こっちがダメになったから
こっちへ…みたいな そんなことしない!」


「分かった そうだね
次の恋を見つけた方がいいわね
じゃあ あたしも会社の先輩に
誰か居ないか聞いてきてあげるね」


とにかく 新しい恋をしたかった。



恭介を忘れさせてくれる人に
会いたかった・・・。