もう ここに本当に
来ることはなくなってしまった。
「じゃあ 帰るね」
「さっさと帰れば」
私は感謝の言葉を最後に言ったのに
恭介は そんな優しいものではなかった。
直美に
「別れちゃった」
と 知らせると
「マジか?」
少しびっくりしてるみたい。
「うん 恭介が指輪を外してると言うことは
もう私の事思ってないことでしょう?」
「それでいいの?終わっていいの?
新たちに 間に入ってもらう?」
「もういいよ
このまま付き合っても
うまくは行かないと思うんだ」
「いいの?ホントにいいの?
いいのね?恭介とのこと」
「うん!!
じゃあ いい人紹介してよ」



