先生はズルい。 いつも自分に素直で、 あたしにないものを持ってる。 あんな真っ直ぐな言葉言われたら… そらせないじゃん。 『先生…。』 思わず、ポツリと呟く。 わかってしまった。 先生のあたしへの愛情は、 きっと、本物だということに――。