「早退した方が良さそうね。 1人で帰れる?」 『大丈夫です。』 そう言って立ち上がってみた。 やばい…。 視点がフラフラする。 焦点があわない。 やっぱり、1人で帰るの、 無理そうかも…。 「だめそうね…。 担任の先生に連絡するから、ベッドの上で寝てなさい。」 『ふぁーい。』 ここは大人しく保健の先生の言うことを聞いた方が良さそうだ。 そう判断したあたしは、ベッドに滑りこんだ。