――今日ぐらいは、いいよね?? あたしたちが禁断の関係ということを忘れても。 『…そうだね!』 あたしは先生に思いっきり抱きついた。 せっかくのチャンスだもん。 周りとか気にせず、今日はたくさん楽しむんだ。 そう思ったあたしたちは、 周りのカップルに紛れるように。 観覧車の列の最後尾に並んだのだった。