なんで。なんで今更そんなこと言うの?? あたしと健クンは終わったこと。 なのになんで…。 「お願い、美緒。 俺、お前じゃなきゃだめ…。」 健クンが甘く、切なく。呟く。 いつの間にか近づいてきていた健クンに、あたしは抱き寄せられていた。 やだ、やだ。 心が悲鳴をあげる。 そんな心と反面、あたしは抵抗することができなかった。 チクリと胸が痛む、先生への罪悪感。 どうしよう…。 先生!!