最近は、大丈夫になってきたと思ったんだけどな…。 手を繋いだり、 ハグもできるようになったし。 それに、先生は健君じゃない。 だから、何も拒む必要はないはず。 ないはずなのに…。 あたしの胸はまだわだかまりを覚えていて。 チクン、と胸が痛んでいた。 あたしは、それに気づかないフりをして、再び問題集に取りかかったのだった。