それに… この問題、無駄に難しい気がする。 明らか、あたしたちのような高校生に解かせるレベルじゃない。 いくら話を聞いてないあたしでも、それは一目瞭然だった。 「わかんないのかぁ?? 話を聞いてたならわかるはずだろ??」 背後から声をかけてくる先生を、後ろに振り返ってキッと睨んだ。 今、確信した!! ニヤニヤ意地悪そうに微笑む顔。 この顔からみて、このハンパない問題は確信犯だ!!