side美緒 「…大丈夫??」 いつも通りの昼休み。 美々が心配するように、あたしの顔を下から覗きこむ。 そんな美々に、あたしは力ない笑いを見せた。 あれから、あたしはほぼ抜け殻に近い状態。 毎日を、なんとなーくフワフワと生きていた。 先生を軽く依存してたあたしは、先生がいない生活は慣れなくて。 たまに、 数学教師室に行きたくなる。 ふざけた冗談が聞きたくなる。