「くるみは……、何度同じ事を繰り返せば気が済むんだ」
「……同じ事?」
「俺がくるみのためを思って我慢しても、その度にくるみが怒りながら距離を縮めてくる。
こっちがどれだけ我慢して自分を抑え付けているのかも知らないで。
……そんなに俺が好きか」
そんな優しい顔で聞かないで欲しい。
藍川を押し倒して、その上にまたがってまで血を吸えって強要してるんだから、答えなんか分かってるくせに。
だけど、藍川があたしの気持ちを分かってくれたのが嬉しくて、少しの気まずさを感じながら頷いた。
「そんなに好きだよ。……何度逃げたって、捕まえるんだからね。
記憶はないけど、身体が勝手に動くんだから」
「……もう逃げない。どうしょうもないほど惹かれてる女にここまでされて……逃げられるハズがないだろ」



