「緑ヶ丘公園…? 雨霧知ってるか?」 聞いたことない名前に俺は雨霧に聞いてみる。 「さあ、わからないです。 すいません」 「そうなんですか…」 メモを折りたたみポケットに入れながら残念そうに言う女子生徒。 「やっぱりないんだよ」 やっと口を開いた男子生徒にその女生徒は 「面倒なんだったらついてこなかったらよかったじゃないの!」 公園がわからなかったのか機嫌悪そうに彼に当たる。