彼女の持つオレンジ色のカクテルが店のライトでキレイに光る。 でも彼女自身は輝いてもいない。 どうしてこの女と一緒にいるんだろう。 ああ、 そういえばこんなこと、 別れる前にも思ったっけ。 そんなことを思い出す。 視線を逸らし見えた街の灯りがまるで星空のようだ。 でも星なんかじゃない。 すべてイミテーション。 …俺はここで何をしているんだろう…。