先生のいたはずの場所に視線をやると…。 もう誰もいなかった。 やっぱり、ね。 そう思いながらそれでも先生のいた場所へと向かう。 あれ…? 視線を横にやると側溝のところに…なにか。 アタシは近づいて「それ」を拾う。 これ…。 さっき女の子たちが先生に渡していたプレゼントだ。 可愛い青いチェックの包装紙に金色のリボン。 どうしてこれがここに? そんなに小さな包みでもないのに落としたとかってあり得ない。