「先輩、スライダーはまた後でにします?」


「そうだな。」




俺らは、やることもなくシートのところに戻った。



すると、二人もいた。


「梓~!!」

「由里。よかった、呼びに行こうと思ってたんだ。」


「なんで?」

「あたしたち、やることもないからさぁもうそろそろお昼にしようかと思って。」




あ、確かに・・・

もうそんな時間か。



ちょっと早いけど、いいかもしれない。


「そうだね!!

早めに、ご飯食べちゃって、みんなが食べてる間に行けばスライダーちょっとはすいてるよぉ~。」


由里にしては頭の回転、速いじゃん!?




「じゃあ、俺なんか買ってくるよ。」

巧が手をあげる。




「じゃあ、あたしも着いてくね。

たこ焼きとかでいいよね?」




返事も聞かずに二人は売店の方へ行ってしまった。