そして、お決まりのメガネ装着。




なぜか、それをうれしそうに見ている由里。



「なに?

なんで、そんなニヤニヤしてんの?」


ニヤッと笑いながら、きいてやると、驚いたように自分の顔を触り始める。







ホント、飽きないわコイツ。








「いや、先輩が普段、メガネでよかったなぁって。」


「なんで?」




普通、こんなダサい男は嫌だろ?





「だって、素だと安心できませんもん!


その・・・・他の女の子にモテちゃうだろうから。」








ッ!!!




こいつ、何者!?







マジで危険人物だ。



この世に生きてるオスと分類されるみなさん!!

今のは、かなりききますよね?







「・・・・わ、わかったから。

行くぞ!!」




「はい!!!」




俺は、由里の手を引いて屋上をでた。