「畝高 俊充です、よろしくお願いします」
ペコリと会釈をする畝高くん。
やっぱり悪い人には見えない。
少しの間、沈黙が流れる。
勿論、僕から口を開いた。
「すいませんが…単刀直入に聞きます。原田組と、何があったんですか?」
『原田組』という言葉に、ビクッと身体を揺らした畝高くん。
やっぱり…何かあったんだ…
帳にも言えないようなこと…
「あ、貴女は一体…」
そう言いながら、震える身体を抑える畝高くん。
「だ、大丈夫ですか!?」
僕はつい駆け寄り、彼の背中をさすりながら左手を握った。
「は…はい…すみませっ…」
そう気を遣いながらも、彼の唇は白くなっていく。
や、ヤバい…



