あり得ないし。 あたしは腕をさすりながら呟く。 女の子にあんな態度なくない?? しかもアイツ、嫌み言うために、あたしを呼び止めたわけ?? まじ最低なんだけど。 あたしは確信した。 こんな乱暴で最悪な奴に、胸が高まるわけがない。 やっぱり、さっきは心臓が故障してたんだ。 あたしはアイツに対する怒りを押し殺しながら、床から立ち上がったのだった。