「これからラブゲームを始める。まず始めにルール説明だ。」

会長がそう言うと、要と秀樹がステージに上がった。


「ルールは、男女違う箱からカードを取り、同じ絵の相手を探すんだ。男子は、校庭。女子は、屋上にカードが入った箱が有る。」


要がそう言うと、生徒達がざわついた。


「それって相手を選べないのよね…」


「イヤよ。そんなの…」


不安の声が飛ぶ中、秀樹が叫んだ。


「皆、静かに!無理にとは言わない。嫌な相手なら逃げても構わないし、途中で放棄しても構わない。でも、こんなに数が居るのにその中から相手が決まるって、運命感じない?」


秀樹が、そう言うと生徒達は「確かに…」と大人しくなった。