「それって……「遅れてすいません。」」


桃子に聞こうとした途端、要がタイミング悪く部屋に入って来た。


「遅いぞ要!」


「すいません。それより材料持ってきました。」


要は、そう言うと昨日買った品物を机の上に広げた。


「これだけあれば大丈夫だろう。後は好きな絵を書いて切るだけだ。」